Telephone construction
電話工事
電話工事
当社の電話工事技術者はプロの工事人であり、お客様のご要望を伺い、ご要望以上の電話工事サービスをご提案します
電話回線を新設する場合、NTTなどの回線事業者へ
依頼をします。電話回線は大きく分けて3つです。
電話回線を集約する主装置から単芯・2線構造のケーブルを利用し配線していきます。
この単芯・2線構造のケーブルですが、2Pや4P・10Pなど電話機の接続台数により線の太さを決めます。
P(ペア)とは電話配線の組み合わせの事で、図の通り2対ケーブルの場合、青・白で1本のP(ペア)茶・黒で1本のペアP(ペア)、合計で2P(ペア)になり、電話機を2台まで接続可能です。
10対ケーブル(10P(ペア))の場合、電話機の接続台数は10台可能となります。
1本1本1Pを引くよりも効率よく電話線を配線する為に、1つに集約したケーブルです。
屋内ケーブル | 床上を配線する屋内ケーブルで、配線処理としてはモールで配線を隠します |
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屋外ケーブル | 建屋間配線や、ケーブルが露出となる場合は雨に濡れても大丈夫なように、電話配線が特殊なゴムに覆われた屋外用電話ケーブルを使用します |
フラットケーブル | タイルカーペットを捲り、その下を配線する薄っぺらい形状のフラットケーブルです |
ローゼットと呼ばれる端子箱を1Pに対し1つ付けます。そのローゼットからキヒモ(機ひも)で電話機に接続をすれば完了です。ローゼットとは家庭用に例えるとモジュラージャックの役割を果たします。
このローゼットも種類があり、1個口や4個口・12個口とビジネスフォンを設置する接続台数に合わせて選びます。
回線事業者側の工事が終われば、ビジネスフォン主装置と接続する電話工事となります。まず、電話回線を主装置に収容します
アナログ回線→COIユニット
ISDN回線→BRIユニット
ひかり回線→BRUユニット(ひかり電話直収ユニット)
主装置に実装したESIユニット(内線ユニット)から電話機の必要台数に応じて電話ケーブル(2P・6P・10P等)をデスクの島中央付近まで敷設し、配線の先端を整えローゼットを取り付け、キヒモ(機ひも)で各電話機の裏面差込口へ接続します。
主装置に実装したSLIユニット(一般電話機ユニット)からFAXまで電話ケーブル(2P)を敷設し、配線の先端を整えローゼットを取り付け、キヒモ(機ひも)でFAX(複合機)のTELポートへ接続します。
通常FAXは1〜2台程度なので、2台分接続可能な2Pの電話ケーブルを選びます。
床下配線(OAフロア)
OAフロア(床が上がっている)の場合、電話ケーブルは主装置より各デスクの島まで、床下配線を行い露出を少なく敷設します。
床下配線(タイルカーペット)
タイルカーペットの場合、電話ケーブルはフラットケーブルを使用して、1枚ずつタイルカーペットを剥がしながら敷設します。配線ルートに関して、通路やデスクの下などは避け、人が通らないルートで配線します。
天井配線
部屋を跨いだり、間仕切りがある場合、主装置より近くの点検口を開口し、天井裏配線を行います。
電話配線の立ち上げはモール処理となることが多いです
縦配線
1階から2階へ配線など階を跨いで配線する場合、予め建屋に設置されているEPSなどの配管を利用し縦配線工事を行います。
EPSなどの設備が無い場合は、天井に穴あけし通線や、フロアから一旦外に出して屋外ケーブルを使用して縦配線をする方法もございます。
電話工事が終わったら、電話ケーブルの導通試験を行います。
電話ケーブルの両端に試験機をつけて、配線したケーブルに異常が無いか確認します
リプレイス工事とは、今まで使っていたビジネスフォンを機器のみ新たに入れ替える(置き換える)電話工事となります。
基本的に、既設配線はそのまま流用して主装置とビジネスフォン電話機を交換します。
移転工事は、オフィスの引っ越しの際、ビジネスフォン機器は現在使用していた機器を、旧場より撤去し、移転先の新場へ移動させ新たに設置します。
撤去の際は電話工事業者へ依頼し、ビジネスフォン機器・NW機器を外し、電話線やLAN線の撤去の有無も確認します。
増員などにより、電話機を増やす工事となります。
主装置より増設箇所まで、電話配線を行い設置しますが、注意点として、主装置内部の内線ユニットに空きがあるかです。
内線ユニットの上限が8台分で、現状が8台設置されていると、電話機の増設は出来ません。 この場合、もう1枚内線ユニットを追加し電話機の増設を行います。
レイアウト変更などで、同フロア内の、電話機の位置を変更したい場合、移設工事となります。