ビジネスフォン|NTTの固定電話料金が2024年1月1日から一律3分 9.35円へ
2022.12.09
ビジネスフォン|NTTの固定電話料金が2024年1月1日から一律3分 9.35円へ
ビジネスフォンINS・アナログ通話料が一律3分 9.35円へ
今でもINSネット64(ISDN回線)・アナログ回線をビジネスフォンで使っている企業は多く見られます
NTT東日本・西日本では、が2024年1月1日からメタル回線をIP網移行し、現状の距離や時間帯に応じた通話料金から、固定電話同士ならば一律3分 9.35円へすることを発表しました
NTTがIP網へ移行した際に、ビジネスフォンには影響があるのか解説します
IP網へ移行 基本料金と 通話料
NTT東日本・西日本の電話サービスでINSネット64(ISDN回線)・アナログ回線の通話料が固定電話同士の通話を時間帯・距離に関係なく一律3分 9.35円になると発表
今までの通話料は一体いくらだったのか?
INSネット64(ISDN回線)・アナログ回線の通話料は、時間帯によって異なります
<<現在>>
■固定電話への発信
昼間・夜間:9.35円/3分~11円/45秒
深夜・早朝:9.35円/4分~11円/90秒
<距離段階・時間帯別・県間通話未提供>
■携帯電話への発信:17.6円/分
■050IP電話への発信:17.0~18.0秒/10円
どうでしょうか?時間帯や距離によって通話料金が異なり複雑です
これをNTTがIP網へ移行するので、通話料金が現状より割安になります
<<IP網への移行後 2024年1月1日から>>
■固定電話への発信:9.35円/3分
<全国一律・全時間帯>
■携帯電話への発信:現状と同額(17.6円/分)
■050IP電話への発信:11.55円/3分
携帯電話への発信は据置料金、050IP電話への発信は、ほとんど変わらずですが固定電話への通話料が劇的に安くなります
オフィスでは、ビジネスフォンからの発信で日中通話する事が多いでしょう
固定電話へ日中3分間通話した料金の比較です
現状3分通話すると最大44円の通話料でしたが、IP網移行後は9.35円と▲34.65円になります
IP網移行後通話料が安くなりますが、基本料はどうでしょうか?
INSネット64(ISDN回線)・アナログ回線の基本料は据置価格となります
INSネット64(ISDN回線)現状:3,530円→IP網移行後:3,530円
アナログ回線 現状:2,500円→IP網移行後:2,500円
※上記は事務用です
IP網へ移行 廃止されるサービス
■提供を継続するサービス
・基本的な音声サービス
・公衆電話
・110(警察)118(海上保安)119(消防)
・117(時報)
・177(天気予報)
・104(番号案内)
・115(電報)
・ナンバー・ディスプレイ
・ナンバー・リクエスト
・迷惑電話おことわりサービス
・キャッチホン
・ボイスワープ
・ボイスワープセレクト
・フリーアクセス
・#ダイヤル
・代表取扱いサービス
・ダイヤルイン
・硬貨収納等信号送出機能(ピンク電話) 等
■提供を終了するサービス
・INSネット(ディジタル通信モード)
・ビル電話
・着信用電話
・支店代行電話
・有線放送電話接続電話
・短縮ダイヤル
・キャッチホン・ディスプレイ
・ナンバー・アナウンス
・でんわばん
・トーキー案内
・発着信専用機能
・ノーリンギング通信
・二重番号サービス
・トリオホン
・なりわけサービス
・114(お話中調べ)
・空いたらお知らせ159
・ナンバーお知らせ136
ここで注意頂きたいのは、INSネット(ディジタル通信モード)の提供終了です
現在、INSネット64でデジタル通信を使い、クレジットカードやPOSレジを使っている場合は、「光ファイバーやインターネットで使える端末へ変更」する必要があります
詳しくは「ビジネスフォン|2024年にISDN回線提供終了-ビジネスフォンへの影響を解説」を参考にしてください
IP網へ移行 ビジネスフォンは交換が必要か
皆さんが気になるのは2024年1月1日からIP網へ変更されることによりビジネスフォンの交換は必要か?ということだと思います
「IP網へ移行されても、ビジネスフォンの交換は必要ない」です
現在、INSネット64(ISDN回線)・アナログ回線のサービスは継続となる為2024年1月1日IP網へ移行後も、そのままビジネスフォンは使えます
※ただしディジタル通信モードは廃止となるので注意が必要
イメージとしては現在のビジネスフォンでINSネット64(ISDN回線)・アナログ回線は利用できて通話料が安くなる形です
NTT東日本・西日本からも注意喚起が出ておりますが、IP網移行に伴い便乗した悪質な販売行為にご注意ください