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ビジネスフォン直収とは、光回線をNTTのアダプタを付けずにビジネスフォン主装置へ直接収容する事です
今まではアナログ回線やISDN回線をビジネスフォンへ収容し通話しておりましたが、ここ最近は特例を除き、ほとんどがひかり電話をビジネスフォンへ直収しております
ここでは「ひかり電話直収するユニットの種類」を解説します
ビジネスフォンにひかり電話を直収する1番のメリットは、基本料金と通話料が安い事です
同時通話数4chの構成で、INSとひかり電話の費用を比較してみましょう
INSネット64 基本料金:3,530円
INSネット64・ライト 基本料金:3,780円
※INSネット64は電話加入権あり、INSネット64・ライトは電話加入権なし
(今回はINSネット64・ライトにて算出しております)
INSは同時通話数2chなので、×2本=7,560円の基本料金となります
この状態で4ch2番号となります
ひかり電話 オフィスタイプ(3ch1番号が基本契約)
1ch追加:400円
1番号追加:100円
INS同様に4ch2番号にすると、1,800円となります
したがって費用に関してINSの基本料金:7,560円と比較しひかり電話の基本料金は1,800円となり、ひかり電話の方が月額5,760円・年間69,120円のコスト削減ができます
(税別表記)
ビジネスフォンへひかり電話を収容する場合の解説をします
ひかり電話は、そもそも光回線(フレッツ光など)のオプションサービスになります
ONU(回線終端装置)にインターネットで使う光回線とひかり電話が通っております
ONUからはLANケーブル1本だけ接続する事が出来ますので、まずはONU→ビジネスフォン主装置のひかり電話直収ユニットのWANポートへ接続します
これでひかり電話は利用可能となります
インターネットに関しては、ひかり電話直収ユニットのLANポートから、プロバイダ設定されたルーターへ接続します
● この様に1つのONUでひかり電話とインターネットが使えるようになります
ひかり電話直収ユニットには、どの様な種類があるかご説明します
NTTビジネスフォン ひかり電話直収ユニット
NXSM-4BRU-(1) :4chまで
4ch以上の場合はNXSM-4BRU-(1)本体にサブユニットとしてNXSM-4BRSU-<1>(1枚で4ch追加)×2、最大12までご利用頂けます
NXSM-4BRU-(2) :4chまで
4ch以上の場合はNXSM-4BRU-(2)本体にサブユニットとしてNXSM-4BRSU-<1>(1枚で4ch追加)×2、最大12までご利用頂けます
上記の(1)と(2)の違いですが、(1)はスループット100Mbpsに対して(2)はスループット1Gbps(1000Mbps) です
(1)は100Mbpsなので、Giga対応の(2)がおすすめです。インターネットの速度に大きな差があります
NECビジネスフォン ひかり電話直収ユニット
IP5D-4HOFU-C1:4chまで
4ch以上の場合はIP5D-4HOFU-C1本体にサブユニットとしてIP5D-4HOFDB-A1(1枚で4ch追加)×3、最大16までご利用頂けます
IP5D-IPTU-A1:4chまで
4ch以上の場合はIP5D-IPTU-A1本体にIP5D-4PIPT(1枚で4ch追加)ライセンスを追加すれば×3、最大16までご利用頂けます
上記のIP5D-4HOFU-C1とIP5D-IPTU-A1の違いですが、IP5D-4HOFU-C1はスループット100Mbpsに対してIP5D-IPTU-A1はスループット1Gbps(1000Mbps) です
IP5D-4HOFU-C1は100Mbpsなので、Giga対応のIP5D-IPTU-A1がおすすめです。インターネットの速度に大きな差があります
SAXAビジネスフォン ひかり電話直収ユニット
IPHO-01A:16chまで
IPHO-02A:16chまで
IPHO-01AとIPHO-02Aの違いは、IPv6の設定ができるかです。IPHO-01AはIPv6設定不可、IPHO-02AはIPv6設定可能です
将来性も見据えて、IPv6対応のIPHO-02Aを選ぶと良いでしょう
ビジネスフォン機能の中で大きな特徴の1つである「内線機能・内線通話」を上手く使いこなすためには内線番号を付与する際に適正な決め方があるのはご存じでしょうか?
ここでは内線番号を決める際のルールや注意点を解説します
ビジネスフォンの内線番号とは、電話機1台ずつに割り振った番号であり10番台から1000番台まで設定する事が多いです
予め設定した内線番号を電話機の操作で「内線+内線番号」を押すと該当の電話機が内線として鳴動します
ビジネスフォンは主装置と呼ばれる通信機器で制御しております
主装置とは、複数の外線と電話番号を収容・記憶し、内線を繋いだ電話機へ着信させる小型の交換機です
主装置の内部にはCPUユニット・電源ユニット・外線ユニット・内線ユニットなどの基盤を搭載し、ビジネスフォン電話機が動作する仕組みです
しかし工事業者以外に、主装置の内部を見ることは余りない事でしょう
ここでは実際にビジネスフォン主装置を開けて内部をお見せし各ユニット1つ1つの解説を行います
ONUからビジネスフォンへ光回線を直収し、ネットワークを利用している場合、時間によって回線速度が遅い時は無いでしょうか?
これはインターネット回線が輻輳(ふくそう)を起こしているのが原因です
輻輳とは、「物事が1ヵ所に集中する」意味で、インターネット回線のアクセスが1つに集中して、結果回線側が処理しきれず回線速度低下を起こします
ここでは輻輳の原因である「IPv4」を廃止しビジネスフォンで「IPv6」を設定する方法を解説します
まず「IPv4」・「IPv6」の正式名称は「Internet Protocol version 4インターネット プロトコル バージョン ヨン」と「Internet Protocol version 6インターネット プロトコル バージョン ロク」の略です
「IPv4」と「IPv6」自体には回線速度が速い・遅いのと違いはありません
インターネットをIPv4で通信するか、IPv6で通信するかの違いだけです
「IPv4」はPPPoE方式でインターネットに接続する為に網終端装置を通過します
網終端装置が処理できる数に上限がある為、輻輳が起こり回線速度の低下に繋がります
「IPv6」はIPoE方式で網終端装置を通らずインターネットに抜ける為、輻輳が無くスムーズに接続が可能、だから回線速度が速いのです
光回線とひかり電話をビジネスフォンに収容する場合、主装置に「ひかり電話直収ユニット」を使います
ONUからインターネット(通信)とひかり電話(音声)がひかり電話直収ユニットにて通信と音声を分けて処理して、通信はインターネットへ、音声はビジネスフォン電話機へ割り振ります
IPv4はPPPoE方式なので、プロバイダーから発行されたIDとパスワードをひかり電話直収ユニットへ設定するか、下部にルーターを設置してPPPoE設定をします
これでビジネスフォンを経由したIPv4のインターネット接続の完成です
光回線とひかり電話をビジネスフォンへ直収して「IPv6」を使う場合の手順・必要機器・設定方法です
①IPv6プロバイダーへアクセスキーの申請
手順として、まず、回線事業者から発行されたアクセスキーをプロバイダ事業者へ申請を行います
このアクセスキーでIPv6のIPoE方式で接続するように指示します
この申請には各プロバイダ事業者の処理状況によって異なりますが、おおよそ1週間から2週間程度かかります
②IPv6対応のビジネスフォン直収ユニット用意
ビジネスフォンの主装置に実装する、ひかり電話ユニットは「IPv6」対応と、非対応の機器が存在します
ビジネスフォンメーカー毎に説明します
・NTTビジネスフォン
NTTαNX2・NTTαN1・NTTαZX:IPv6設定可能な直収ユニット NXSM-4BRU<2>
NTTαA1:IPv6設定可能な直収ユニット 不要(主装置本体にひかり電話ユニットが初実装されてます)
NTTビジネスフォンでIPv6を設定する場合、ひかり電話直収ユニットへアクセスし、PD払い出し:【無効】に変更します
【無効】が必要なルーターはYAMAHAやNECです
ルーターがバッファローの場合は、初期値の【有効】のままで大丈夫です
設定が完了したら、主装置の再起動もしくはBR-GWの再起動を実施します
・NECビジネスフォン
AspireUX・AspireWX・AspireWXPlus:IPv6設定可能な直収ユニット IPTU-A1
NECビジネスフォンでIPv6を設定する場合、ひかり電話直収ユニットへアクセスし、RAを 【使用する】 に設定、IPTUへ接続するルーターがバッファロールーターの場合、PDを 【使用する】 に設定、YAMAHAやNECの場合、PDを 【使用しない】 に設定します
その他、フィルタリング機能を 【有効】 に設定し主装置の再起動もしくはBR-GWの再起動を実施します
・SAXAビジネスフォン
PLATIA2・PLATIA3:IPv6設定可能な直収ユニット IPHO-02
SAXAビジネスフォンでIPv6を設定する場合、ひかり電話直収ユニットへアクセスしルーター機能: 「 ON 」を選択、DHCP方式/RA方式とも「有効」にする必要があります
この様に、各社ビジネスフォン主装置の直収ユニットへIPv6を通す設定方法は異なります
注意点としてこの設定を行わないと「IPv6へ接続できない」または、「IPv6へ繋がっても数時間後にダウン」します
ビジネスフォン電話機に電池無しの警告
NTTビジネスフォン特有の警告表示があります。電話機のディスプレイに「バックアップ電池無し」と表示がされます
突然、「バックアップ電池無し」の警告の表示がでたらどう対処すればよいのでしょうか?
ここでは、ビジネスフォンにおける「電池の仕組み」を解説します
NTTビジネスフォンで毎日何ら問題も無く使用してきた電話機のディスプレイに「バックアップ電池無し」と表示される事があります
これは「ビジネスフォン主装置本体の電池が消耗している警告」表示です
故障なのか?ビジネスフォンがすぐに使えなくなるのか?早急に対処すべきなのか?
不安になる方も多いと思います
NTTビジネスフォンにおける「バックアップ電池無し」の表示は、ビジネスフォン主装置に搭載してある「停電時の予備バッテリーが消耗」している表示です
ビジネスフォン主装置には、停電時でも電話が使えるように「停電バッテリー」を積んであります
停電時、おおよそ3分間程度の使用が可能です
では、この「バックアップ電池無し」が出た場合、ビジネスフォンは使えなくなるのでしょうか?
結論、使えます
どの程度バッテリーが消耗しているかは判断出来ませんが、「停電時のみビジネスフォンの使用不可」となる為、主装置の電源がコンセントに差さっていれば通常使用可能です
しかし、一度電話機のディスプレイに表示された「バックアップ電池無し」はずっと表示されます。
これは気になりますよね?ご自身で表示を消す方法は「電話機のクリアボタン」を押せば消えます
一旦表示は消えますが、バッテリーが消耗している事は変わりませんので、一定期間が経過すると再度表示されます
その度に「電話機のクリアボタン」で表示は消えますが根本的な解決には至っておりません
根本的な解決をするには、ビジネスフォン主装置の停電バッテリーを交換する事をおすすめします
「バックアップ電池無し」の表示はすぐに支障が出ないことを解説しましたがこの「リチウム電池無し」はどうでしょうか?
「リチウム電池無し」の警告表示は非常に重要な部分の電池が消耗しているので早急な対処が必要です
「リチウム電池無し」の表示が出た場合、ビジネスフォン主装置本体のデータを保存する為の重要な電池です
形状は小さな丸状のリチウム電池です
では、リチウム電池が無い状態で、どの様な事が起きるのでしょうか?
例えば、停電した場合にリチウム電池が無いと、ビジネスフォン主装置本体に保存してある設定データ(外線発着や内線番号、鳴動)や電話帳データが消えます
たった一度でも主装置の電源が落ちただけでデータが削除されてしまうのです
データが消えるとビジネスフォン主装置は初期化の状態となり、正常に発着信出来なくなり日々の仕事に支障をきたします
リチウム電池はビジネスフォン主装置本体の基盤についているのでご自身で交換は難しいでしょう
また、ビジネスフォン主装置データのバックアップを取らず、リチウム電池だけ交換してもデータが消えてしまうので必ず「電話工事業者」へ依頼します
リチウム電池交換手順
工事担当者訪問→主装置データのバックアップを取得→リチウム電池新品交換→バックアップを取った主装置データを再投入→動作試験して終了となります