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NTT・SAXA・OKI・NEC・日立・NAKAYO・岩通・パナソニックがあり、国内ではこの8社のビジネスフォンが多く導入されております。 ビジネスフォンメーカー毎に主装置の構成・電話機の種類・標準機能・オプション機能・価格など特徴があります。 各メーカーの特徴やビジネスフォンに対する考え方など、特徴を知った上で自社のスタイルにあったビジネスフォン選びを行うのも重要なポイントになります 。それではビジネスフォンメーカー毎の特徴をご説明します。
ビジネスフォン業界NO,1シェアを誇るNTTブランド。小規模から大規模までラインナップされており小~中規模事業者向けは電話機1〜40台まで、中~大規模事業者向けは 電話機40〜576台まで対応しております。
NTTビジネスフォンでは主装置が大中小とクラス分けしており、大規模はLクラス~576台・中規模はMクラス~40台・小規模はSクラス~10台で構成してます。
NTTではTEN番号方式を採用しており、主装置から接続される配線のTEN番号と電話機のTEN番号は同じでなければ作動しない方式です。
ビジネスフォン業界唯一TEN方式を採用しているのはNTTビジネスフォンとなります。
製造:業界NO,1シェアながら、NTTはビジネスフォンの製造は行っておりません。製造は他ビジネスフォンメーカーへ依頼し、製造する為NTTとしては販売のみとなります。
SAXAビジネスフォン最大の特徴は、コストパフォーマンスが高く、高機能がデフォルトで実装されている優れたビジネスフォンです。
他メーカーでは主装置に搭載する内線ユニット・単体電話機ユニットは別売りで各々購入が必要ですが、SAXAはこれらのユニットが初実装で搭載されております。
機能面に関しても、デフォルトで留守番電話機能・お待たせ機能・通話録音機能・リモートコールバック機能・セーフティー機能・スマホ内線機能(初期2台まで)があり、主装置の設定次第でカスタマイズが可能です。
製造:SAXAはビジネスフォンの開発から製造、さらにOEM提供まで行っているパイオニア的存在です。
OKIは今まで、販売特約店の工事業者のみ設定できるIPstageを主力で販売しておりましたが、、IPstageは2014年に販売終了によりCrosCoreシリーズを販売したところ飛躍的に導入数が増えております。
CrosCoreはSAXAビジネスフォン PLATIAのOEM商品となり多くのエンジニアが設定できるようになりました。
CrosCoreシリーズはコストパフォーマンスに優れており、初実装で内線ユニット・単体電話機ユニットが搭載されている、ユニット購入コストの削減ができます。
NECのビジネスフォンは拡張性が高く1つの主装置で会社規模の成長に合わせ、大規模まで拡張ができるビジネスフォンです。
AspireXの発売より現在のAspireWXまで累計50万のシステムを販売、多くの企業で導入されております。
NECは他メーカーと比較し、ライセンスシステムを導入、電話回線や電話機の増設時に必要に応じてライセンスを購入する事で主装置を買い替えることなく拡張ができます。
機能は、留守番電話・お待たせ機能・通話録音・スマホ内線・IVR機能・ACD機能など他には無い高機能で大変優れており、さらに拠点間をVPN接続し、ビジネスフォン接続することで拠点間の内線通話が可能なネットワーキング機能もあります。
日立integralシリーズは比較的簡単に構築可能な「簡易IVR」があり小規模からコールセンターのような運用も可能なビジネスフォンです。
また、4つのSmart機能があり、電話機本体がスタイリッシュなデザイン・着信対応が自動分配される・スマートフォンが内線となり連携可能・各通信事業者のサービスに対応と、Smartビジネスフォンを目指しております。
NAKAYO(ナカヨ)と聞いて、メーカー名では余り耳にしたことがない方が多いと思います。NAKAYO(ナカヨ)は大手メーカーと比較し、知名度こそ低いものの低価格でシンプルなビジネスフォンです。シンプルデザインなので、表示が見やすくボタンも押しやすい事から介護業界や宿泊業界で導入も多く見られます。
また、NAKAYO(ナカヨ)ビジネスフォンは日立ビジネスフォンとOEM関係にあり、型番や型式こそ異なるものの電話機や主装置のデザインは同じとなります。
各メーカーと比較し岩通(岩崎通信機)は独自路線を進むビジネスフォンです。
時代に合わせたFrespecを発売、4つのフリー機能を確立させ、フリーコードレス・フリーアクセス・フリーコンビネーション・フリースタイルといった、新しい働き方改革を実現しオフィスとワークスタイルの自由化を目指しております。
その他、環境にも考慮し業務時間外に消費電力を減らす為のエコモードも搭載したハイスペックなビジネスフォンです。
多くの家庭用電話機も発売しているパナソニック。電話機と聞いて一番馴染みがあるのではないかと思います。
そのパナソニックは業務用のビジネスフォンも販売しており、現在はIP OFFICEシリーズになります。
IP OFFICEでは、電話機の接続台数に応じて主装置をS・M・Xと3つのクラスに分けており、規模に応じた合理的なビジネスフォンの導入が可能です。
税法で定められた法定耐用年数は6年となり、これは減価償却資産扱いになります
減価償却資産はビジネスフォンの購入代金を6年間に渡り分割して経費計上する仕組みとなります
したがって、ビジネスフォン導入時のリースも6年で契約する事が多くなります
そして、メーカー側の部品保有期限は7年となり、法定耐用年数に近い形です。
万が一の故障を考え、部品保有期限内でビジネスフォンを使用したい場合は6~7年で買い替え時期となります
上記で法定耐用年数を説明しましたが、実際にビジネスフォンの寿命はどれ位?
一般的に10年~15年は使用できます。
・主装置内部 ユニットの故障
ビジネスフォンのユニットは、大まかにCPU・外線ユニット・内線ユニットの3つで構成されてます。
CPUはCentral Processing Unitの略で受け取ったデータを指示する役割、外線ユニットは外線を発着信させる・内線ユニットは各電話機へ接続します
これらのユニット1つでも故障するとビジネスフォンは機能しません。
・電話機の液晶が映らない
電話機のディスプレイに文字が表示されない、薄くなる場合ディスプレイの故障が原因の場合があります
経年劣化による電話機内部の接続部分による故障や、日本特有の「梅雨の時期」です。
梅雨の時期は湿気が多く、5月から7月前半までディスプレイの故障が多発します。
また、電話機の液晶が映らない原因として配線不良も考えられます
主装置から電話機へ接続している電話ケーブルの劣化や断線をしている場合があります。
断線しかかっている場合は、液晶が消えたり点いたりします。
この症状の場合は電話工事会社に訪問してもらい点検を行いましょう。
・電話回線契約変更に伴う買い替え
少し前のビジネスフォンは、アナログ回線・ISDN回線を契約し外線として使用しておりました
最近ではひかり電話が主流で、基本料金・通話料金共にコスト削減ができます。
現在のビジネスフォンがひかり電話非対応の場合買い替えのタイミングとなります
・電話機増設に伴う買い替え
ビジネスフォン主装置内部に搭載されている、内線ユニットの容量によって電話機接続台数の上限があります。
上限を超えてしまうと、電話機を増やすことができない為、ビジネスフォンのスペックを大型タイプに変更する必要があり買い替え時期となります。
現在ご利用中のビジネスフォンメーカー・機種の後継機種をご案内します
NTTビジネスフォンの場合 | ||
---|---|---|
新品へ買い替え | ||
NTTαGX | → | NTTαZX |
NTTαNX | ||
NTTαNX2 | ||
NTTαA1 |
中古へ買い替え | ||
---|---|---|
NTTαGX | → | NTTαNX2 |
NTTαNX | → | NTTαNX2 |
NTTαNX2 | → | NTTαN1 |
NTTαA1 | → | NTTαN1 |
SAXAビジネスフォンの場合 | ||
---|---|---|
新品へ買い替え | ||
GT500 | → | PLATIA2 |
UT700 | ||
HM700 | ||
PLATIA |
中古へ買い替え | ||
---|---|---|
GT500 | → | PLATIA |
UT700 | ||
HM700 | ||
PLATIA |
NECビジネスフォンの場合 | ||
---|---|---|
新品へ買い替え | ||
Aspire | → | AspireWX |
AspireX | ||
AspireUX |
中古へ買い替え | ||
---|---|---|
Aspire | → | AspireUX |
AspireX | → | AspireUX |
AspireUX | → |
AspireWX |
ビジネスフォン導入を検討した際に、販売会社から見積書を提出され、あまりの高額に驚いた方は少なくないでしょう。家庭用電話機なら1万円程度で購入できるのに対して、ビジネスフォンは数十倍の金額になることもあります。ここでは、なぜビジネスフォンが高いのか? そもそもビジネスフォンって本当に必要なのか?徹底検証します。
一般家庭用向けに製造されている電話機となり、最大外線数は1通話、最大番号数は1番号となり、
1ch1番号となります
なぜ、家庭用電話機は1ch1番号の仕組みなのか?
通常、家に電話が鳴ることは少なく、数日に1度あるか無いかです。
この為、同時に話せる外線数は1chで十分に用が足りるのです。
番号に関しても、複数番号は必要なく1つ電話番号があれば問題ないはずです
ビジネスフォンが高額の訳は、通信機器と施工と、大きく4つの項目に分けられます
主装置+ユニット+多機能電話機はセットとなり、これらを設置設定するのが電話工事となります
1:主装置
2:ユニット
3:多機能電話機
4:設置工事
主装置:電話交換機となり、CCPUが搭載されております
この主装置に各ユニットを実装します
ユニット:主に外線ユニット・内線ユニット・単独電話機ユニットに分けられます。
外線ユニット:アナログ・INS・ひかり電話の外線を収容するユニット
内線ユニット:各多機能電話機へ接続するユニット
単独電話機ユニット:単独電話機・受付電話機・FAXを収容するユニット
多機能電話機:主に18ボタンや24ボタンがあり、外線着信・発信ボタンが多い電話機
その他、転送・保留・内線・スピーカーなどの機能もあります
設置工事:主装置の設定から各電話機への電話配線を行います
具体例として新品ビジネスフォンを購入した場合、費用内訳は次の通り
主装置:100,000円
外線ユニット:60,000円
内線ユニット:25,000円
単体電話機ユニット:20,000円
多機能電話機1台:20,000円×5=100,000円
ビジネスフォン5台の機器合計:305,000円
設置工事費:主装置データ設定 18,000円
電話機設置1台:12,000円×5=60,000円
FAX接続:12,000円
設置工事費合計:90,000円
ビジネスフォン+設置工事合計=395,000円
いかがでしょうか?
ビジネスフォンを新品で設置すると395,000円の費用が掛かります。
販売会社からの見積もりで「機器一式・電話工事一式」など提示される場合がありますが、
このように通信機器を一つ一つ明確にすれば、複数のパーツが組み重なっており、ビジネスフォンが高いのも理解できると思います。
必ずしも、高額のビジネスフォンを導入しなくても、家庭用電話機で十分に事が足りるケースもあります
・同時通話数は1chで大丈夫
・複数人数で電話を共有しない
・電話番号とFAX番号の2番号あれば大丈夫
この場合は、NTTレンタル機器 ホームゲートウェイのTELポート①から家庭用電話機へ1番号1ch1台を接続し、
TELポート②から1番号1ch1番号をFAX機器へ接続すれば完成です。
下記の図の通りです
では、電話工事にあたるホームゲートウェイの設定・設置は誰が行うのか?
これは、NTTが派遣工事で訪問してくれます。
TELポート①電話番号、②FAX番号も設定してくれますので、差すだけで利用開始可能です。
機器の設置は、家電量販店で丁度いい長さの電話ケーブルを購入し配線すればご自身でも接続ができます。
床下配線・天井配線などの場合は電話業者へ相談しましょう。
・新品ビジネスフォンを購入
・新品ビジネスフォンをリース契約
・中古ビジネスフォンを購入
ビジネスフォン導入について、予算や新品・中古・経費など様々な考え方があります。
どのパターンが合うか想像しながらご覧ください。
・新品ビジネスフォン
新品ビジネスフォンの導入はNTT・SAXA・NEC等の各メーカーから発売されている最新機種が導入できます。
現在の市場に合わせた、最新便利機能が使えるメリットもあります
その反面、規模に応じて高額な初期費用が掛かります。
最低限ビジネスフォン導入が必要な社員が5人いる場合の新品ビジネスフォンの金額相場です
新品ビジネスフォン+設置工事合計=395,000円
メーカーによって、購入金額は少々異なりますが、目安としてはこの位になります
・新品ビジネスフォンリース契約
リース契約とは、機器を一括購入すると多額の初期費用がかかってしまう為、リース会社と契約し長期間貸し出してもらう仕組みです。
これにより新品ビジネスフォンを導入しつつ、支払いは取り決めした月額料金を払うだけで済みます。
経費面で説明すると新品ビジネスフォンを一括購入した場合、購入金額の全額が経費にならず、減価償却分のみ損金となります。
リース契約のメリットとして、毎月のリース料は全額経費扱いとなります
それではリース契約にデメリットは無いのか?
考え方によってはデメリットもあります
・所有権はリース会社にあり、リース契約者の物ではございません
・途中解約不可で、事業縮小など解約したい場合でも残リース料金を一括で払うことになります
・リース会社の手数料が上乗せされますので、総支払額が割高です
リース料率相場 | |
5年リース | 1.9% |
6年リース | 1.6% |
7年リース | 1.4% |
※リース料率は、各リース会社の審査基準により異なります
395,000円の新品ビジネスフォンをリース契約した場合、毎月の支払額一覧です
5年リース | 1.9% | リース料金 | 7,505円 |
6年リース | 1.6% | リース料金 | 6,320円 |
7年リース | 1.4% | リース料金 | 5,530円 |
いかがでしょうか?
リース契約にすると新品ビジネスフォン導入のハードルが下がります。
・中古ビジネスフォン購入
機器は中古品となりますが、新品と比較し1/3の費用で中古ビジネスフォンが導入可能、初期費用が大幅に削減できます。
ここで、中古となると安いのは良いが、電話機が劣化しており汚れている、未整備状態などネガティブな想像をする方もいらっしゃるかと思います。
実際に販売する中古ビジネスフォンは、「フルメンテナンス済み」「新品に引けを取らないクリーニング済み」の状態で出荷します。
メンテナンスに関して実際に、主装置・ユニット・電話機を立ち上げ、数十項目も試験を行い動作確認した状態で販売しております。
中古品を何でも出荷するのでは無く、程度の良いものだけを選別しご提供致しております。
クリーニングは、内部まで清掃し、不具合のあるパーツや劣化が進んでいる物は可能な限り新品に交換しております。
具体例として中古ビジネスフォンを購入した場合の相場です
主装置:20,000円
外線ユニット:10,000円
内線ユニット:8,000円
単体電話機ユニット:6,000円
多機能電話機1台:9,000円×5=45,000円
値引き:▲39,000円
ビジネスフォン5台の機器合計:89,000円
設置工事費:主装置データ設定 18,000円
電話機設置1台:12,000円×5=60,000円
FAX接続:12,000円
設置工事費合計:90,000円
ビジネスフォン+設置工事合計=140,000円
いかがでしょうか?
中古ビジネスフォンなら、フルメンテナンス済みの機器を新品と比較して1/3の費用で導入が可能です。
これなら高額なビジネスフォン導入もハードルが下がると思います
それでも、中古ビジネスフォンが高いと思う方へ朗報です
業界初、当社独自の「中古ビジネスフォン保守パック」がおすすめです。
実は「中古ビジネスフォン保守パック」プランが誕生したのは、お客様の声からでした。
中古ビジネスフォンでも、保守に入りたい
当時の業界的に中古に保守を契約するのはご法度の風潮がありました。
当社では、フルメンテナンス済みの機器をご用意し、現場を熟知したエンジニアによる施工、
自信を持ってご提供できるからこそ、誕生した「中古ビジネスフォン保守パック」です
「中古ビジネスフォン保守パック」
さらに、お客様と長くお付き合いという概念から、機器代金0円・工事費0円のスペシャルプランをご用意!
中古ビジネスフォン機器:0円
標準工事費:0円
初期費用:33,000円
保守月額:台数に応じて
保守サービスにより、急な故障・断線など「無料で対応します」
会社内のインターネットが遅く、困っている事は無いでしょうか? インターネットは光回線Gbps対応なのに?ひかり電話とビジネスフォンをご使用中の場合、ケースによってインターネットが遅くなることがあります。 これは、光回線側が遅いわけでなく、社内の通信設備・LANケーブルの問題が多いのです
下記、図のようにひかり電話はONU(光回線終端装置)を経由し、ビジネスフォン主装置にひかり電話の音声データと通信データを同時に流します
ここでインターネットの速度を左右する通信機器が一つあります
「ひかり電話直収ユニット」です
電話工事業者の方以外で、ビジネスフォン主装置の基盤なので、あまり目視することは無いと思いますが、
ひかり電話直収ユニットには「200Mbps」対応と「1Gbps」対応の2種類があります
そう「メガとギガ」の差です
光回線を1Gbpsで流したところ、ひかり電話直収ユニットの200Mbpsでブレーキが掛かってしまうのです。
そうなると、ビジネスフォン主装置ユニットのひかり電話直収ユニットからルーターへ送る速度は最大値で200Mbpsとなり、インターネット速度が遅くなる最大の原因となります。
なぜ、ひかり電話直収ユニットは「200Mbps」「1Gbps」の2種類あるのか?
一昔前、光回線側の速度はMAX200Mbpsでした。
ビジネスフォンメーカーも光回線側の速度に合わせ、200Mbps対応のひかり電話直収ユニットを製造しております。
昨今は、1Gbpsや10Gbpsが主流なので、ひかり電話直収ユニットも1Gbps対応となります
ビジネスフォンを10年以上使っている場合、中古ビジネスフォンを使っている場合、
インターネットが遅い原因は、ビジネスフォン主装置の「ひかり電話直収ユニットに原因がある」事が多いです。
次に、インターネットが遅い原因として、ネットワークHUBです
ネットワークHUBはデータ通信を分配する機能を持っており、HUBから各パソコンへ接続します。
もう、お分かりですね?
この、ネットワークHUBも「Mbps」「Gbps」対応があります。
100Mbpsや200Mbps対応のネットワークHUBなら、光回線が1Gbpsであっても、HUBでブレーキが掛かりそれ以上の速度が出ません。
現在販売されているHUBはGbps対応ですが、何年も前に購入したHUBはMbps対応の可能性もあります。
通常HUBはサーバーラックやデスクの島付近にあるので、簡単に確認する事ができます。
オフィスで、ビジネスフォンが使えることは当たり前。 お客様や、お取引先から毎日電話が鳴ります
そのビジネスフォンが突然故障したら? パニックになる前に、対処方法や、故障原因の切り分け方法を解説します
液晶が消えている場合や、点いたり消えたりする場合、多くは電話線の断線が考えられます。
電話機自体はビジネスフォン本体の主装置から電力を供給しますので、電話機の液晶が消えてしまいます。
断線とは、ビジネスフォン本体の主装置から各電話機に配線されている線が「切れている」もしくは「切れかかっている」状態です。
断線の原因は、電話線の「劣化」「机や椅子などで強く踏んだ」「靴で踏んだ」事が多く見受けられます。
切り分け方法として、液晶が消えている電話機と、正常稼働している電話機を差し替え、正常な配線で液晶が点けば、完全なる断線となります。
断線した場合の復旧方法は2通りあり、主装置から再配線するか、断線箇所を切断し、正常な電話線同士ジョイント接続します。
この場合、専門の電話業者が訪問して修理対応となります。
電話機の液晶は正常だが、外線の発信・着信が出来ない場合、2通りの原因が考えられます
1つ目は、通信事業者側の障害です。外線は各通信事業者の提供する、ひかり電話・ISDN・アナログ回線で何らかの障害が原因で、通話ができない状態となります。
この場合、各通信事業者の「故障窓口」へ連絡します
NTT 局番無しの113
固定電話からの外線発信が不可の場合、携帯電話から0120-444-113
2つ目はビジネスフォン本体主装置の故障です。通信事業者の回線は正常で、主装置まで通信されているが、主装置側で回線を認識しない事があります。
原因として、外線ユニットの故障・主装置本体の故障。
この場合、ユニットか主装置の交換が必要です。
機器の取り寄せにも時間が掛かるのでご注意ください。
緊急障害時の回避方法として、発信は携帯電話・着信はボイスワープに入っていれば、携帯電話などに転送することです。
その他、主装置故障時の最後の一手、主装置再起動があります。
主装置は内部基盤のCPUで制御しており、パソコンが固まると同様、ビジネスフォンもフリーズすることがあります。
主装置電源をOFFにして、「5分程度経ってから」ONにしてみましょう。
ビジネスフォン主装置・通信事業者の回線も正常、電話機だけ故障の場合もあります。
NTT以外のメーカーなら、電話機本体を購入して、差し替えるだけです
※NTTはTEN方式と呼ばれる電話機裏のTEN番号を設定する必要がある為、今回は「NTT以外のメーカーなら」と表現してます
電話機の交換は、同一型番ならお客様ご自身で交換可能、型式の確認方法は次の図です
NECの場合 DT400 DTZ-24D-2D(WH)TEL
故障した電話機から電話線を抜きます
新たな電話機に配線を差し込みます。最後まで「カチ」っと音が鳴るまで差し込んでください