ビジネスフォン|拠点間内線を利用し各拠点の内線通話が無料
ビジネスフォンで拠点間内線を行う場合、VPNを構築し、そのネットワークに音声をのせることで内線通話が可能となり、内線通話料は無料です。
内線番号をダイレクトに押し、内線呼びしますので外線で発信して電話を回してもらうよりスムーズに内線通話ができます
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拠点間内線の仕組み
本支店間など離れた場所でも、VPN網を利用しビジネスフォンで内線通話ができます
(例 1)拠点間内線を使わない場合:例えば本社から支店へ外線で発信した場合、支店側は着信し応答、該当の担当者が居るか聞いてもらいます
支店側はローカルのビジネスフォンで内線呼びして本社の方と外線を繋ぎます
該当の方が居れば良いですが、不在の場合は時間を改めて掛け直す必要があります
(例 2)拠点間内線を使った場合:本社ビジネスフォンから、内線発信すると呼びたい担当者の電話機が直接鳴り、すぐに通話ができます
通話料も0円でコストを気にせず通話ができ、ダイレクトで呼ぶことで周りの方の手間を省きます
・その他拠点間内線でできる事
内線通話で個別呼び以外に、一斉鳴動があります
予め決めた内線番号を発信すると、全ての電話機を鳴らす事もできます
各拠点跨ぎでも、拠点間内線越しに外線を共有することが可能です
不在がちな支店や営業所の外線を代わりに本社で受け通話する事ができます
拠点間内線に必要な機器と設定
拠点間内線はビジネスフォンと、VPNネットワークを使い通話するシステムです
ビジネスフォンに必要な機器と設定
①各拠点毎、同じメーカーのビジネスフォンで拠点間内線に互換性のある機器が必要です
可能な限り同じ機種を使うとよいです
②ビジネスフォン主装置へ、VoIPユニット・拠点間内線ライセンスが必要です
ビジネスフォンのVoIPユニットへIPアドレスを2つ設定します
③番号計画を作り、本社の内線は200番台・支店は300番台など内線番号が被らないようにします
100番台でも良いのですが、誤操作で110番通報をしたケースもあるので避けたいところです
④VPNルーターにて、VPN網を構築します
VPNには固定IPアドレスの設定が必要なので、プロバイダへ確認・申込が必要です
拠点間内線の注意点
拠点間内線はVPN網を利用し、ネットワーク上で音声通話をしますが、VPNルーターに関して注意点があります
VPNルーターの中にはUTM「Unified Threat Management」セキュリティー機能が内蔵されている場合がありますが、このUTMと音声を乗せたネットワーク上の通話の相性が非常に悪く、通話が途切れたり切断することが多いです
UTMを使用する場合は、VPNルーターの下部に透過型として接続する事をおすすめします
拠点間内線を行う機器と工事費用
拠点間内線を設定する場合のコストをご説明します
前提として現在使用中のビジネスフォンへ機器を追加する場合です
ビジネスフォン機器:VoIPユニット 60,000円程度
拠点間内線ライセンス 80,000円程度
拠点間通話ライセンス 30,000円程度(4ch想定)
工事費:2拠点 拠点間内線設定 120,000円程度
ルーターに関しては、既設ルーターやVPN環境があれば機器の追加や設定は不要となります